高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

2009年 03月 06日 ( 2 )

木のいのち 木のこころ

「木のいのち 木のこころ 西岡常一 小川三夫 塩野米松 共著
新潮文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆

久しぶりの小説ではない本だ。友人の薦めで読んだ。
世界最古の木造建築、建立1300年の法隆寺の五重塔など法隆寺の
宮大工である西岡常一さんとその弟子の小川三夫さんの話である。

西岡編が「天」、小川編が「地」そして、小川三夫さんが
起こした宮大工の職人集団”鵤工舎”の若い人たち編が「人」
の3編に分かれている。

宮大工としての心得を語った話で、木に対する思い、
木と、どう取り組むかを語っているが、宮大工だけではなく、
すべての人に対して通じる”人生のヒント”になる奥の深い話である。
”☆”にしたのは、そう気安く読んで欲しくないのである。
だから、”☆”である。面白いかというと、ある意味、面白いが、
気持ちを持って、構えて読まなければ、全く面白くない。
そうかといって、気構えて読む必要はない。

法隆寺の宮大工として、飛鳥の時代から伝えられている”口伝”と
いうものがある。伽藍を造営する大工たちへの教えであると同時に、
戒めである口伝。それは、人としての教えであり、戒めである。
そのたくさんある口伝の中からいくつか紹介しているが、その中で
米治郎が一番心に留めたのは次の一文だ。

「百工あれば百念あり、これを一つに統ぶる。これ匠長の器量なり。
百論ひとつに止まる、これ正なり」

百人いたら百人別々の考えがあると思え、この百人の心を一つに
まとめるのが棟梁の器量であり、みんなの心がまとまって、
初めてその方向が正しいということだそうだ。
大きな仕事は、人の心を無視して、支配する力だけでは、
心のこもった仕事はできない。1300年前にこの教えを口伝として
残しているのだから、飛鳥の時代の人たちに頭が下がる。
「”一”に”止”める、これが”正”」すばらしい。

さらに、西岡常一さんの弟子、小川三夫さん、
彼はなぜ、西岡さんの弟子になったか?
なぜ、法隆寺の宮大工に弟子入りしたか?

高校生の時、修学旅行で奈良へ来て、法隆寺を見て、
その美しさに惚れ込み、これを作る宮大工になりたいと思い、
高校卒業前に西岡さんの元を訪ねるが、断られる。
その後、2回断られ、やっと弟子にしてもらう。
なぜ、西岡さんは、3回も断ったか?
それは、人を思う基本の基本だった。

最後に、糸井重里さんと小川三夫さんの対談が載っているが、
糸井さんの”ほぼ一”にそれが載っているので、リンクしてあるので
読んで欲しい。

人生のヒントとなる本である。
[PR]
by l-cedar | 2009-03-06 23:12 | 感想文

秩父鉄道新型車両

秩父鉄道の新型車両を見た。
実は、先月、仕事で秩父の方へ行ったときに
試運転しているのを見たのだが、あまりに突然だったので、
写真を取れなかった。その時は、ドアーを開けた時に、
ホームと車両の間を計測していた。

今日、仕事で行田まで行ったのだが、熊谷の駅で試運転しているところと
また、遭遇した。3月26日から営業運転に入るとのこと、
最後の調整に入ったのであろう。
この画像を見れば、関東の東急線沿線の人はすぐにわかるだろうが、
これ、元東急の8500系だ、先頭の赤い帯が、黄と緑の帯に変わって、
ドアーも秩父鉄道にあわせ、手動で開け閉めできるように
開閉ボタンがついている。

c0003409_03195.jpg

c0003409_033446.jpg

c0003409_034995.jpg

[PR]
by l-cedar | 2009-03-06 00:04 | for ”鉄さん”