高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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2008年 07月 05日 ( 3 )

「DVD ボーン・アルティメイタム」を見た。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

ジェイソン・ボーンシリーズの3作目だ。
ジェイソン・ボーンの正体が明らかになる。

カーアクション大好きの米治郎、
ボーンが、CIAにリクルートされ、殺人マシンに仕立てられ、
そのボスの元にやっと、たどり着く。
その途中、CIAの追っ手から追われるビルの駐車場。
AUDIの配線を繋いで動かすが、追っ手は迫る。
追っ手のアメ車と向き合いながら、急速バック。
そのまま、ビルの壁を突っ切り、階下の車の上に落ちる。
しかし、もちろん、ボーンは無傷で生きている。
車から這い出るが、さらに追っ手が迫る。
そこへニューヨークポリスが・・・。
ボーンは拳銃を捨て、手を上げる。
そこへCIAの追っ手が、ボーンに向けて発砲。
警官たちは自分たちが撃たれたと思い、銃撃戦に。
その隙に、ボーンは"NYPD”のポリスカーを拝借。
しかし、逃げたボーンに気づいた追っ手がさらに追ってくる。
ニューヨーク市外でのカーチェイスが始まる。
すさまじいし、車も新しい。フォードSUV、VWトロワグロ、
高架電車の橋脚に、ボーンの"NYPD”のポリスカーと追っ手の
VWのトロワグロが重なり合って激突。
ボーンは、当然のように這い出てくる。
トロワグロの追っては運転席から出てこられない。
ボーンは、拳銃を向けるが、殺さずに立ち去る。

そして、自分の正体を知る。
そこへ、再び追っ手が・・・。
その中に、トロワグロの追っ手がボーンに拳銃を向けた。
「なぜ、助けた?」
「なぜ、俺を殺す?」
追っては銃をボーンから離す。

このシーンが3作全てを物語る。
殺人マシンに仕立て上げられたボーンは、殺人が許せなかった。
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by l-cedar | 2008-07-05 21:22 | 感想文

ビート

「ビート(警視庁強行犯係・樋口顕) 今野敏著 新潮文庫」を読んだ。

米次郎の推薦度 ☆☆☆

”警視庁強行犯係・樋口顕”シリーズ、3作目だ。
すっかり、今野敏さんに嵌った。
最高に面白い。

3作目の主役は、警視庁捜査2課の刑事、島崎洋平。
捜査2課は、日和銀行の”飛ばし”と呼ばれる犯罪を追っていた。
日和銀行本店前の覆面パトカーで張り込む島崎洋平。
トイレに車から出た彼を呼び止めた者があった。
大学時代、柔道部の後輩、富岡和夫だった。
彼は大学を卒業して、島崎が張り付いている日和銀行に入った。
その晩、久しぶりに一杯と言われ、誘われた先は京橋の料亭だった。
そして、富岡の後輩であり、島崎の息子である大学柔道部、
現役の丈太郎から富岡に捜査情報が漏れたことを知る。
丈太郎は体育会の先輩から命令されたら断れない。
島崎親子は、富岡にはめられた。

丈太郎の弟、英次、丈太郎が親の言うとおりに育ったのに比べて、
英次ははみ出してしまった。高校を自主退学して、家族とは
ほとんど会話をしない。その英次が、父親と丈太郎の富岡に
はめられた話を聞いてしまう。
家族に無反応だった英次が、なぜか、富岡を憎む。
やがて、直談判に向かうが、簡単に投げ飛ばされ、その憎しみは
殺意を生む。

富岡が自宅マンションの一室で殺されている。

島崎洋平は2課から、その殺人事件の捜査本部に配される。
やがて、調べるうちに島崎洋平は息子が犯人ではと、疑惑に。

英次は、やっと熱中できるものを見つけた。
小学校の頃、父と兄の影響から柔道を始め、挫折した。
その彼が見つけたものは、”ダンス”だった。

果たして、富岡を殺したのは、英次なのか・・・?

前作、前々作に続いて、”家族とは”を問う良い話だ。
最後は、前作、前々作と同様、涙が止まらなかった。
今野敏さん自身が”あとがき”でわざわざ言うほどの自信作だ。
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by l-cedar | 2008-07-05 21:01 | 感想文

朱夏

「朱夏(警視庁強行犯係・樋口顕) 今野敏著 新潮文庫」を読んだ。

米次郎の推薦度 ☆☆☆

”青春”、
”朱夏”、
”白秋”、
”玄冬”。

”青春”という言葉は誰でも知っている。
最後に事件が解決して、天童、氏家、樋口の3人で飲んでいるときの
会話。樋口刑事の先輩である天童刑事の言葉。
「~。青春なんざ、くそくらえだよ。青春の次には朱夏が来る。」
「朱夏?」
「そう、朱色の夏。燃えるような夏の時代だ。そして、人は白秋、
つまり白い秋を迎え、やがて、玄冬で人生を終える。玄冬とは
黒い冬、死のことだ。最も充実するのは夏の時代だ。そして、
秋には秋の枯れた味わいがある。青春ばかりが
もてはやされるのはおかしい。」

物語は、樋口警部補の妻、恵子が消える。
一人娘の照美は、友達とスキー旅行。
ある事件が解決して、家へ帰ると、妻がいない。
そして、朝まで帰ってこなかった。
そして、寝ずに、警視庁へ出勤すると、樋口は、天童から
警備部長に脅迫状が届き、その捜査本部を立ち上げるように
命じられる。

妻は誘拐された可能性が高くなる。捜査本部を立ち上げるのは
月曜、今は金曜、樋口に、自由に動けるのは2日間のみ。
前回の”リオ”で、親しくなった荻窪署生活安全課の氏家に協力を求める。
そして、樋口の我を忘れて、妻を探す二日間が始まる。

果たして、犯人は?

すごく共感が持てる。樋口が妻を誘拐されての心理描写がすばらしい。

夫婦とは?
家族とは?
自分とは?

ものすごく感動した。そして、最後の天童の言葉。
”朱夏”。

米治郎は、まだ、”朱夏”か?
それとも、もう”白秋”に入ったか?

”警視庁強行犯係・樋口顕”シリーズ。
警察小説というジャンルだが、
米治郎にとって、人生を見つめなおす話だった。
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by l-cedar | 2008-07-05 20:34 | 感想文