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高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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死を急ぐ者へ

今日、元TBSアナウンサーの川田亜子さんが自ら命を絶った。
白百合女子大学の卒業だとの事である。金沢の出身で、
大学の前の学歴はわからないが、もし、カトリックを
学んでいたとしたら、カトリックでは自ら命を絶つことは
許していない。それでも、死を選んだとしたら、それは
相当考えてのことだろう。

最近、硫化水素とやらで、自ら死を選ぶものが多い。
なぜ、そんなに死に急ぐのだろう。

鬼平犯科帳で、鬼平こと長谷川平蔵のせりふ、
「人間、生まれてから、死に向かって、生きていく」
のような言葉がある。

米治郎は最近、時々思う。駅のホーム、電車が駆け込んでくる。
ここへ身を賭せば、あっという間に命を絶つことができる。
面倒くさいことも、嫌なことも、あっという間に仕舞にできる。

しかし、さらに思う。面倒くさいこと、嫌なことって、
命を賭してまで、面倒なことか、嫌なことか・・・。
それを乗り越えることができれば、ひとつ前に進めると思う。
その向こうには、良いことが待っている気がする。

動物の中で、自らの意思で、命を絶てるのは人間だけだ。

だから、もう一度考えたほうが良い。
今は、良い答えが見つからなくても、必ず良い答えが待っている。
by l-cedar | 2008-05-26 23:26 | 日々