人気ブログランキング | 話題のタグを見る

高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

箱根駅伝復路

復路は、駒澤大学の優勝だった。
復路も数々のドラマがあった。

9区の途中まで早稲田がトップだったが、
”逆転の9区”で、駒沢がトップになった。

9区から10区への鶴見中継所、ここでいつも
米治郎がウルウルきてしまうのは、”繰上げスタート”だ。
トップが通過してから20分経過してしまうと、
9区を走る選手が、鶴見中継所にゴールしなくても、
10区を走る選手はスタートしなくてはいけない決まりだ。
東京農業大学が残り4秒で、”襷”を渡した。

そして、大東文化大学、9区の残り4kmくらいから
フラフラしはじめ、監督が水を補給したりしたが、
結局棄権した。昨日の順天堂に続き、2校目だ。

さらに、10区、ゴール間際で、優勝候補だった
東海大学も棄権し、3校が途中棄権した。

3校が途中棄権したのは、史上初で、「なぜ」と
いう疑問が残る。2日間とも天気が良く、
気温が高かったことが原因のひとつではないか。
メンタル的なストレスも上げられるだろう。
これだけ、テレビ中継され、もし、何かあれば、
例えば、歩いたり、倒れたりすれば、全国的に放送され、
インターネットで取り上げられてしまう。そのプレーシャーから
前の晩に何回も嘔吐した選手もいるらしい。

それともうひとつの特筆モノは、”関東学連選抜”の4位だ。
”往路”のところでも、書いたが本線に出てこれなかった大学の
実力も上がってきているのだろう。

マラソンと駅伝の違いは、一人の選手が走る距離が短いこと、
そして、選手が”襷”を渡して代わることだと思う。
マラソンの場合は、その選手が良ければ、上位に行くが、
ダメならダメだ。
ところが駅伝の場合は、ダメな選手がいても、次の選手に実力があると
順位が入れ替わる。これが面白い。昨日は日大のダニエル選手が、
大会タイ記録となる15人ごぼう抜きをした。それが、今日の
シード権につながったのだろう。

鶴見中継所の”繰上げスタート”ととも、往路で気になるのが、
”シード権”だ。10位以内に入らないと、翌年は、過酷な予選会からの
参加になる。これはまさに”天国と地獄”だ。
今年は、日大と東洋大が10位、11位で競っていた。
11位の日大が、10位の東洋大を追っていた。
もう少しで、日大が東洋大を追い抜くところで、
東海大が倒れていて途中棄権した。得てして、日大と東洋大は
シード権を手に入れた。

今年は、見ていてすごく面白い大会だった。
来年も楽しみだ。
by l-cedar | 2008-01-03 15:06 | 日々