高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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毒猿

「毒猿 新宿鮫Ⅱ 大沢在昌著 光文社文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

新宿鮫の2作目である。”新宿鮫”こと”鮫島”が
新宿のやくざ石和組に匿われている台湾のやくざの頭領、
”葉威(イェーウェイ)”を狙う台湾の殺し屋”毒猿(ドゥアン)を
知ったのは、新宿の台湾レストランで覚せい剤の張り込みを
していて、そこに出入りする男をがチンピラとの小競り合いで
けがをして、彼が台湾から来た刑事、”郭”と知り合ってのことだ。
彼は、台湾と大陸の間の島、”金門島”、”馬祖島”を警備する
全ての格闘技とを身につけた台湾陸軍エリートを集めた
フロッグマン守備隊”水鬼仔(ツイクイア)”の出身。
そして、”毒猿”を追って日本へやってきた。その”毒猿”の正体が
自分のかつての同僚ではないかと言うのである。
そして、二人で”毒猿”こと”劉”を追う。
”毒猿”は自分を裏切った”葉威”を許すことができなかった。
そして、最後、新宿御苑で攻防が始まる。
一作目の”新宿鮫”も最高だった。そして、”毒猿”も
これを上回るエンターテインメントで、当時の新宿を舞台にした中で、
避けては通れない”台湾”をうまく料理している。
台湾の刑事、”郭”、台湾の殺し屋、”毒猿”こと”劉”の
対比がおもしろい。そして、”劉”の最初の新宿での
潜入場所に新宿には付き物の風俗店、そこで働き、
”劉”を好きになっていき、”劉”を助ける”奈美”。
この絡み方も良い。
もう、新宿鮫に嵌った。
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by l-cedar | 2007-12-29 14:32 | 感想文