ヒートアイランド
2007年 09月 29日
米治郎の推薦度 ☆☆
『ヒートアイランド 垣根 涼介著 文春文庫』を読んだ。
これも近々映画になるので”☆☆”だ。
垣根涼介氏にハマっている。最初の出会いは、
このブログの最初の方で、書いているが、
戦後、外務省の政策で、甘い言葉にだまされて
連れて行かれたブラジル移民の悲哀を描いた
「ワイルド・ソウル」、その時は、他のものを読みたいとは
思わなかったのか、何か他の作者のものへ目が行ってしまったか
覚えていないが、ちょっと前に書いた「サウダージ」で、
この人のほかのものを読みたくなった。
そして、「午前三時のルースター」に続いて読んだのがこれだ。
これ、「サウダージ」に出てくる”アキ”が”柿沢”や”桃井”と
出会う前から出会うまでの話である。
”アキ”と”カオル”は渋谷のストーリートギャングの集団、
”雅”を取り仕切るボス、毎週行われる”ファイトパーティー”が
彼らの資金源だ。
”アキ”、”カオル”、”桃井”の過去が丁寧に描かれている。
特に”車好き”には、”桃井”の描かれ方がたいへん興味深い。
作家の”大沢在昌”が解説を書いているが、”銃”の描写、
”車”の描写の仕方が”大藪春彦”の正当な継承者と
評価している。米治郎もそう思う。
”柿沢”が”桃井”に拳銃の”ベレッタ”の説明をするところや
”桃井”の車、”インプレッサ”がSTiバージョンの
めちゃめちゃなチューンをしているのも関わらず、
外見は、それらのエクステリアを全く目立たない
普通のセダンにしている車の描写、
”柿沢”、”桃井”のアウトローの世界など、
まさに”大薮春彦ワールド”を彷彿させる。
(彼の作品で主人公が”スカイラインGT-R”を
普通のスカイラインの外観にして乗っているシーンが
あったのを思い出した。)
この人、自分でホームページをやっている。
ここを見て、またびっくり。
”柿沢”の車って、垣根涼介氏の車だった。
次は”ギャングスターレッスン”だ。
『ヒートアイランド 垣根 涼介著 文春文庫』を読んだ。
これも近々映画になるので”☆☆”だ。
垣根涼介氏にハマっている。最初の出会いは、
このブログの最初の方で、書いているが、
戦後、外務省の政策で、甘い言葉にだまされて
連れて行かれたブラジル移民の悲哀を描いた
「ワイルド・ソウル」、その時は、他のものを読みたいとは
思わなかったのか、何か他の作者のものへ目が行ってしまったか
覚えていないが、ちょっと前に書いた「サウダージ」で、
この人のほかのものを読みたくなった。
そして、「午前三時のルースター」に続いて読んだのがこれだ。
これ、「サウダージ」に出てくる”アキ”が”柿沢”や”桃井”と
出会う前から出会うまでの話である。
”アキ”と”カオル”は渋谷のストーリートギャングの集団、
”雅”を取り仕切るボス、毎週行われる”ファイトパーティー”が
彼らの資金源だ。
”アキ”、”カオル”、”桃井”の過去が丁寧に描かれている。
特に”車好き”には、”桃井”の描かれ方がたいへん興味深い。
作家の”大沢在昌”が解説を書いているが、”銃”の描写、
”車”の描写の仕方が”大藪春彦”の正当な継承者と
評価している。米治郎もそう思う。
”柿沢”が”桃井”に拳銃の”ベレッタ”の説明をするところや
”桃井”の車、”インプレッサ”がSTiバージョンの
めちゃめちゃなチューンをしているのも関わらず、
外見は、それらのエクステリアを全く目立たない
普通のセダンにしている車の描写、
”柿沢”、”桃井”のアウトローの世界など、
まさに”大薮春彦ワールド”を彷彿させる。
(彼の作品で主人公が”スカイラインGT-R”を
普通のスカイラインの外観にして乗っているシーンが
あったのを思い出した。)
この人、自分でホームページをやっている。
ここを見て、またびっくり。
”柿沢”の車って、垣根涼介氏の車だった。
次は”ギャングスターレッスン”だ。
by l-cedar
| 2007-09-29 08:21
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