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高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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ミニピン

我が家には、犬がいる。
しかも、もう15歳だ。
メスで、人間の年齢に換算すると
80歳のばあさんである。
小さいから”プティ”という名前である。

ミニチュアピンシャーという犬種で、
ドーベルマンの小型、チワワと同じ位の大きさである。
知らない人には、チワワと間違えられる
(特にサラ金のコマーシャルでチワワが人気だったので・・・)が、
チワワと比較できないほど獰猛である。
小さいので、ねずみを捕る猟犬であったらしい。

たくさんある犬種の中で、唯一”ハックニィ歩行”をする。
”ハックニィ歩行”とは、馬のように前足を
前に蹴り上げて歩く歩行方法である。
だから、見た様は、上品で高貴である。

ミニピンもドーベルマンも、耳が長く
どうしても、先がたれてしまい、
それが弱々しく見えるので、
子犬の生まれてすぐに、先を切って、形を整えて
ピンと立つようにするのが、常識的らしい。
特にショードッグはそうしないと、
ドッグショーで、上位に入れない。
しかし、我が家のプティの耳は、
長いままでも寝ないので、切っていない。
ピンと立っている。
それがかわいい。

また、前足の人間でいう親指を
切ってしまうのも耳と同様、常識的らしい。
プティも切られて親指がない。
その切られたときの痛さが
トラウマになっていて、
前足を持たれると、今でも噛み付く。

毛色は、ドーベルマンのような黒茶と、茶のみ、チョコレート色の
3種であるが、プティは茶のみである。
ゆえに、チワワと間違えやすいらしい。
だが、ミニピンを知っている人は
すぐに「ミニピンですよね」と、声をかけてくれる。

実は、こちらが”ドーベルマン”の原型で、
昔、ドイツの”ドーベルマン”という人が
”ミニチャピンシャー”を品種改良して
大型化させたものが”ドーベルマン”である。
”ドーベルマン”の正式名称は”ドーベルマンピンシャー”だ。
だから”ドーベルマン”が獰猛なのは
猟犬としてのミニピン譲りである。

”ピンシャー”とは、”犬っころ”と、いう意味らしい。

プティは子宮内内膜症にかかり、去年、大手術をした。
乳腺腫瘍もできていて、その手術のときに
一緒に取ってもらった。
その前から、後ろ足が、おかしくなり
座れなくなってしまい、排泄が難しくなっていた。
犬、特にメスは、座れなくなると、排泄が難しくなる。

手術をしたら、たいへん元気になり、
足も治ってしまい、元気すぎて、逆に困ってしまう。

犬は、よく寝る、一日の人間の理想的な睡眠時間は
8時間と言われるが、犬の場合は15時間だそうである。
だが、これはもちろん一日の総睡眠時間である。
起きているときは、散歩か、食っている。

5年ほど前、お腹をこわして、下痢がおさまらなくなったことがあった。
それ以来、一回の食事の量を減らして、下痢気味専用の病中食
(犬専用のこういうものがあることがびっくりした)にしたら、
たいへん元気になった。
それまで、人間の食べ物も時々上げていて、
こちらが食事をしていると、それを食べないと気がすまなかったが、
それ以来、人間の食事に興味を示さなくなった。
しかし、自分が欲しいときは、お腹が一杯になるまで、
ずっと欲しがり、満足するまで、泣き止まない。
老犬だから、満腹中枢がいかれてしまったのかとも
思ってしまう。

とにかく、人間も犬も元気で長生きしてもらうのが良い。
ミニピン_c0003409_8234713.jpg

by l-cedar | 2006-10-17 00:09 | 日々