冷えた月
2010年 01月 18日
「冷えた月 谷村 志穂著 新潮文庫」を読んだ。
米治郎の推薦度 ☆
ちょっと毛色の変わったものを読んでみようと思い、
書店に並んでいる新潮文庫の新刊からこの本を手に取った。
最初は結構、良いペースで読み始めたが、
だんだん重くなってきて、一気にペースが遅くなった。
はっきり言って、”×”だった。
しかし、
読み終わって、少し経ってから思い違っていたことに気づいた。
女性が、女性を書くと、”凄い”、と、初めて思った。
表現が露骨である。
「恋というより、はじめて抱いた野心だったかもしれない。
この男を欲しい、と願った。どんなことをしても、欲しい、と。」
これは、一部分だ。
男が、露骨に、男の性を書く小説は、普通に読んできた。
そして、女性作家が、男の性を書く小説も少し読んだつもりだった。
もちろん、女性作家が、女性の性を書く小説も読んだつもりだった。
しかし、こういう”重い”書き方の話は、”初めての体験”だった。
男性より深い女性のさらなる深さを、少し、わかった気がした。
何かで読んだ。
母親の胎内で、精子と卵子が受精して、人間としての形成が始まって、
性器らしきものが、形成されるとき、まだこの時点で、
男か女かわからないとき、最初は、男性性器だそうだ。
そして、女性の場合は、そこから進化して、女性性器になるらしい。
つまり、男性が進化して、女性になる。
だから、生まれた時点で、女性は、男性を超越している、のである。
女は、妻になり、母になる。
男は、夫となり、父になったつもりと思っているだろうが、
男でしかない、
のかもしれない。
この本を読んで、いつも思っていること、
さらに、確信した。
米治郎の推薦度 ☆
ちょっと毛色の変わったものを読んでみようと思い、
書店に並んでいる新潮文庫の新刊からこの本を手に取った。
最初は結構、良いペースで読み始めたが、
だんだん重くなってきて、一気にペースが遅くなった。
はっきり言って、”×”だった。
しかし、
読み終わって、少し経ってから思い違っていたことに気づいた。
女性が、女性を書くと、”凄い”、と、初めて思った。
表現が露骨である。
「恋というより、はじめて抱いた野心だったかもしれない。
この男を欲しい、と願った。どんなことをしても、欲しい、と。」
これは、一部分だ。
男が、露骨に、男の性を書く小説は、普通に読んできた。
そして、女性作家が、男の性を書く小説も少し読んだつもりだった。
もちろん、女性作家が、女性の性を書く小説も読んだつもりだった。
しかし、こういう”重い”書き方の話は、”初めての体験”だった。
男性より深い女性のさらなる深さを、少し、わかった気がした。
何かで読んだ。
母親の胎内で、精子と卵子が受精して、人間としての形成が始まって、
性器らしきものが、形成されるとき、まだこの時点で、
男か女かわからないとき、最初は、男性性器だそうだ。
そして、女性の場合は、そこから進化して、女性性器になるらしい。
つまり、男性が進化して、女性になる。
だから、生まれた時点で、女性は、男性を超越している、のである。
女は、妻になり、母になる。
男は、夫となり、父になったつもりと思っているだろうが、
男でしかない、
のかもしれない。
この本を読んで、いつも思っていること、
さらに、確信した。
by l-cedar
| 2010-01-18 23:48
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