高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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<   2009年 01月 ( 15 )   > この月の画像一覧

青い空

「青い空(上・下)幕末キリシタン類族伝 海老沢泰久著 文春文庫」
を読んだ。

米治郎の推薦度☆☆☆

”類族”という言葉をご存知であろうか。米治郎は知らなかった。

この本を読んで、米治郎、昔からの疑問が晴れた。
新年には、神社に参り、クリスマスにはメリークリスマスと祝い、
年末には寺の除夜の鐘を聞き、生まれた時はお宮参りをして、
死んだ時は、坊主に経をあげてもらう。
この日本人の宗教心の無さ、なぜだか本当のところが、
わからなかったが、この本を読んで、すべて解明した。
そして、現代にも続く、日本人の節操の無さ、政治家の無力、
しかし、そうは言っても人の中にある心身の心、よくわかった。

江戸時代、キリスト教を信仰していた人は、35万人もいたといわれて
いる。1613年当時の推定人口は、18,000千人であるので、全人口の
1.9%である。2002年の人口126,000千人に対し、キリスト教の
信者数は1,100千人で0.8%であるからいかにこの時代、キリスト教信者が
いかに多かったかがわかる。
しかし、”踏み絵”などで知られているように、キリスト教は幕府から
弾圧されていた。島原の乱以降、その弾圧はさらに厳しくなり、
江戸時代の戸籍制度、寺請制度、寺に戸籍のようなものを
登録するのだが、毎年、お金を寺に払う。幕府が、キリスト教を恐れ、
寺院に登録することにより、宗教的な面と個人を登録することの
両面を持たせた。
さて、冒頭の”類族”であるが、キリスト教を信仰していることが
わかると、捕らえられ、改宗することを強要される。そして、
改宗することを”ころぶ”というが、ころんだものは、その地から
離れることもできず、死んだ場合は、役人の許可があるまで
埋葬することも許されず、そして、寺請けの戸籍とは違う
”類族”という別戸籍に入れられ、5世代、その罰を受けるという。

今の山形県、出羽小河原藩、中根村の百姓、藤右衛門は類族だ。
彼が、類族として、国を捨て、名前を変えて江戸に出て、
幕末の日本を生きる痛快な話である。
物語の合間合間に出てくる昔の古文書の引用など、読むのが面倒なので
飛ばして読み進んでも何の問題も無い。
冒頭の藤右衛門の先祖が洗礼を受ける話や長崎の浦上キリシタンの
拷問を受ける話など、悲哀な話が多いが、物語の主は、字源太と名を
変えた藤右衛門の話で、その部分は非常に読みやすく、次々と読める。

オビにもあるように、日本人として、是非、読んで欲しい作品である。
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by l-cedar | 2009-01-31 04:34 | 感想文

伊吹山

伊吹山”という山がある。
関西へ出張に行く時、新幹線のぞみで、名古屋を発車して、
岐阜羽島駅を過ぎて米原の手前で、進行方向、新大阪へ向かって、
右側に見える山である。
c0003409_23141251.jpg


関西の人が、新幹線で東京へ来る時に、”富士山”を見るように、
米治郎、関西へ出張へ行く時、この山を見るのが好きだ。
この時期は、山頂付近に雪が積もり、降っていないまわりとの対比
する景色が好きだ。富士山と比べて、比べ物にならないほど
決してきれいな山ではないが、なぜかこの風貌が好きだ。

この山を見ると、「関西へ行くんだなあ」という気がする。

PS:画像の右上に写っている点々は、決してUFOではなく、これを撮った
携帯のカメラが光学ズームなので、その内側のレンズか部品についている
キズらしい、外側のレンズを拭いてもまったく取れない。
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by l-cedar | 2009-01-30 23:18 | 日々
昨日、自転車で、自転車ブログの仲間と相模湖まで行ってきた。
”ノールさん”という私を”ロングライド”に引き込んだ人が
”ふぅさん”という人とみんなで、斜度の急な坂を上るのが好きな
”SAKABAKA”を集めて激坂ツアーをやるというので、
”SAKABAKA”じゃないつもりなのに、参加した。
チャリブログの方にアップしたので見て欲しい。

ふぅプロジェクトー大垂水峠

ふぅプロジェクトー八王子駅まで #2

ふぅプロジェクトー暁の激坂 #3

ふぅプロジェクトー大垂水峠 #4

ふぅプロジェクトー帰路 #5

昔、アキラが車のスバルの仲間、スバリスト達とインターネットで
友人を増やしていったことが信じられなかったが、
自分がそうなった。まさか、そんなことができるとは思っていなかった。
その1人目が”ノールさん”だ。
彼が、米治郎のチャリブログに書き込んでくれたのが最初の出会いだった。
それから、何もわからずに、白石峠に一緒に行って、自転車を長距離乗る
ロングライドを週末やることが楽しみになった。
その訓練に、近くの激坂、”のぞき坂”で練習して、今回、
八王子の暁坂も楽勝ではないが、上れてしまった。
10月から始めた自転車、こんなに嵌るとは思ってもみなかった。

去年の9月までは、自転車で相模湖まで行くとは考えも及ばなかった。
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by l-cedar | 2009-01-25 23:08 | 日々
16日(金)の八重洲ブックセンターでのサイン会、
忘れていました。
朝日新聞の譲さんの顔が出ている”警官の紋章”の全面広告、
取ってあったのに、完全に頭から消えていた。

それほど、自転車のことしか考えていなかった。
佐々木譲さんのサイトも最近見ていなかった。
「高田さん、サイン会で、お声をかけてください」って、
書いてあった・・・・・・・・・・。

佐々木譲さん、ごめんなさい。
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by l-cedar | 2009-01-22 00:04 | 日々

俳優のAさん

米治郎の住んでいるマンションに俳優のAさんが住んでいる。
米治郎は9階で、Aさんは、ほぼ真下の1階に住んでいる。
米治郎の奥さんと、Aさんの奥さん、ふとしたことがきっかけで、
仲良くなった。今では、時々、ランチを共にするらしい。
知り合ったときは、Aさんの奥さんだとも知らなかったそうだ。
Aさん、テレビでも名脇役だ。映画とか舞台とかで活躍している。
先日、借りてきたDVD”3丁目の夕日”にも出ている。
奥さんから、「Aさんの奥さん、お父さんのことわかっているから
ちゃんと、挨拶してね、Aさんにもね」と言われていた。
前から、マンションのエントランスで見て会釈はしていた。

今日、帰宅したら、マンションのポストの所でAさんと会った。
奥さんから言われたことが、頭に浮かんだ、「挨拶してね」。

米治郎「高田です、いつもお世話になっています」
Aさん「あっ、高田さん・・・、初めましてですね」
米治郎「・・・・・」
Aさん「おやすみなさい」
米治郎「失礼します」

こんなに人と会って緊張したことは、最近なかった。
今まで、会釈はしていて、顔を見ているだけでは何ともなかったが、
声を聞いて、「高田さん」なんて言われて、一気に緊張した。
だって、テレビや映画で見ているあの顔で、その口からあの声だ。
米治郎、営業という仕事柄、どんなに偉い人と会っても、
人と会って、緊張はありえなかった。
だが、今晩、久しぶりの良い緊張感、若い頃の緊張感、
こんなところ、まだ自分に残っていた。
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by l-cedar | 2009-01-21 23:41 | 日々

ハドソン川の奇跡

米ニューヨークのハドソン川に十五日午後(日本時間十六日早朝)、
USエアウェイズ機が不時着し、乗客乗員155名が全員生還した
ニュースが世界を駆け回った。
エンジンに鳥が飛び込んでしまう”バードストライク”、
しかも2基あるエンジン、両方に同時に飛び込んで
エンジンが止まってしまったまれなケースが墜落の原因だった
こともご案内の通りである。

このニュースで、乗員乗客全員が生還したことが
大きく報じられているが、皆があらためて認識したのは、
公共交通機関である飛行機という乗り物がそういうモノだった
ということであろう。鳥がぶつかったくらいで簡単に
墜落してしまう乗り物であるということだ。

米治郎、出張が多く、飛行機に乗ることも少なくない。
新幹線でいけるところは、新幹線を選ぶようにしているが、
北海道、九州、四国、北陸は間違いなく飛行機の方が
早くて安い。仕方なく乗るが、できれば乗りたくない。

この思いは、この事故の映像を見て、より強くなった。
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by l-cedar | 2009-01-18 06:22 | 日々

神の領域

「神の領域 堂場瞬一著 中公文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

これは文句なく”☆☆☆”だ。”☆☆☆☆”でも良いくらいだが、
あまり安売りしすぎなので、”☆☆☆”にしておく。
ここを読まれている方は、”☆☆☆”ばかりだと思って
いらっしゃるかもしれないが、これは実際に面白かったので
ご勘弁願いたい。

堂場瞬一氏の刑事”鳴沢了”シリーズにチョイ役で登場する
横浜地検の検事、”城戸南”のスピンアウトモノである。
かといって、”鳴沢了”はこちらには全く登場しない。
名前すらも出てこない。

話は、箱根駅伝の第9区を走る城戸南の回想から始まる。
彼はもう、今にも倒れそうで10区のランナーに襷をつなげるか
という状態だ。そのつなげなかった襷、陸上部を辞め、
酒におぼれた日々、父親を早く亡くし、母親の手で育てられたが、
その母も病気に倒れ、一人で死のうと考えていたところを
助けてくれたのは、高校の同級生、久松だった。
彼は、その後、マラソンに転向して、オリンピックで金メダルを取り、
日本の陸上界、世界のスターとなる。

横浜で大学生が撲殺される事件が起きる。
その大学生は、元湘南大学の陸上部の学生だった。
湘南大学は創部からわずか5年で、箱根駅伝に出て、2位という
快挙を成し遂げ、その監督は、”久松”だった。

今、警察小説が大流行だが、これはある意味、その流れを汲むが、
検事が主役で、刑事モノとは一線を引く。
検事モノというと、テレビドラマの大嫌いなキムタクの主演、
”HERO”を思い浮かべるが、主人公の”城戸南”は
昔、陸上をやっていたとはいえ、今はメタボの中年である。
彼は、ニューヨークへ単身赴任している旅行代理店の支店長の
妻、藍子との間に中学生の一人娘、理佐がおり、彼女と二人で
藍子の実家に同居している。藍子の父、城戸の義父は元検事、
今は、引退しているが、城戸のよき相談相手だ。

堂場瞬一氏の話は、”鳴沢了”シリーズにしてもそうだが、
人物の設定がしっかりと描かれ、それが非常に読みやすいのである。
そして、主人公と脇をつとめる人物たちの会話、そういう会話も
脇の人物の設定がしっかり描かれているので、非常にわかりやすいので
読みやすい。スゥーと入って、スゥーと読める、安心して
読んでいける作家の一人だ。書店で見つけて迷わず買ってしまった。
もし、読む本に困ったら、”鳴沢了”シリーズからこの”神の領域”まで
一気に読むことをオススメする。
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by l-cedar | 2009-01-18 04:52 | 感想文

菊じい-56

先日、チャリンコで初乗りした帰り、
早稲田から、菊じいの散歩道、甘泉園へ寄った。
「時間的にもしかしたら」と思って、行ったら、居た。
最初、ベンチに座るその姿を見て、菊じいと確信したが、
ちょっと、自信がなくなってきて、声をかけなかった。
しかし、振り返って、やはりそうだった。
初乗りで、羽田空港まで行ってきたことを話すと、
ビックリして、止めてある自転車のところへ行き、
自転車に興味津々。

菊じい「これはいい自転車だね」
米治郎「まあまあです」
菊じい「おっ、これから江戸川公園まで行ってこないと」
米治郎「いってらっしゃい」

菊じい、あらゆるところに、散歩友達がいるらしい。
甘泉園のお友達は、元三洋電機のかなり偉い人で、
松下電器との合併前の話、ある意味恨みをこめての
話らしい。
三洋電機が、良いものを作ると、すべて松下電器が
製品化して売り出す。”とんびに油揚げをさらわれる”そうだ。
そして、松下電器が売りまくった後、三洋電機がやっと、
製品化できるそうだ。しかも、すごく安い定価で・・・。
この話、では、地デジの薄型テレビにも当てはまるなら、
三洋ブランドで買えば、かなり安くなるのだが、
合併してしまうから、この図式は成り立たない・・・。
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by l-cedar | 2009-01-12 23:34 | 菊じい

白夜街道

「白夜街道 今野敏著 文春文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

曙光の街”の続編だ。
あの警視庁公安部の倉島警部補、あの元KGBのヴィクトルが帰ってきた。
ヴィクトルがロシアの貿易商のボディガードとして、来日した。
その情報を警視庁公安部がつかんだ。外務省のロシア情報に詳しい
外交官が謎の死を遂げた。ロシアの貿易商は、その外交官と
密会していた。ヴィクトルたちを追い、倉島はロシアへ。

ロシアの現代の姿を良く著しいるのだと思う。
まず、ヴィクトルの完璧なまでのスパイとしての存在感、
007のジェームズ・ボンドにも匹敵する、しかし、あそこまで
なんでも完璧ではなく、ボーンシリーズのジェイソン・ボーンの
ような泥臭さを感じる。
そして、倉島の前回の曙光の街で、ヴィクトルを知ってから、
刑事警察から公安警察へと脱皮して、公安警察官としての
キャリアを積んでいく姿。

先日、”ST 警視庁科学特捜班”が最悪だったので、今野敏氏はこれではと、
思い直した一作だった。
ストーリーの作りもよい。読者が期待する展開への序章が、
そのまま、その期待を膨らませて展開する。
これぞ、今野敏氏といえる作品だ。
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by l-cedar | 2009-01-12 23:33 | 感想文

雇用の創造ー4

例の派遣村、今日のテレビで、そこの人たちへのアンケート、
”自分たちが失業した責任は誰にある?”で、
”経営者”と答えたのは”12%”で、
”世界経済の破綻”、
”自分”、”政治家”に続いて、第4位だった。

この結果、米治郎としては”以外”だった。
経営者の責任って、こんなものなのか。
”雇用の責任”って、はなっから、信じられていないのか。
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by l-cedar | 2009-01-12 22:54 | 日々