高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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テイラー・オブ・パナマ

「DVD テイラー・オブ・パナマ(THE TAILOR OF PANAMA)」
を見た。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

ツタヤで、偶然見つけた。原作を読みたいと思っていた。
ジョン・ル・カレの原作だ。
しかも、前007の”ピアース・ブロスナン”が
英国MI6諜報員役である。”MI6”、007の”MI6”。
見ない手はないと思った。

しかも、”ピアース・ブロスナン”演じるオスナード、
冒頭、テムズ河を望むMI6本部内のある部屋、上司から
女性問題、人妻たち、との問題を叱責され、
パナマへ左遷される。これ、まんま”007”の
MI6本部内の描写をパロデってる。しかも、
片や”007”の場合は、”M”から作戦を指示されたりするシーン、
片や”こっち”は上司から左遷を言い渡されるシーン、
同じ”ピアース・ブロスナン”が演じる。

パナマでの情報活動は、パナマ運河。
アメリカがパナマに譲った。
その地への左遷。
情報源として、大統領から反体制派まで幅広い人脈を持つ
”ジェフリー・ラッシュ”演じるパナマの仕立て屋ハリー。
彼は、英国ロンドンのサビルロー(Savile Row)の店で
修行してきたのが、誇りであり、この店の看板だった。
ジェイミー・リー・カーティス演じるハリーの妻は
パナマ運河委員会のバリバリキャリアウーマン。
この夫婦の二人の小さな子供が良い。
映画は、パナマの貧民層、富裕層をしっかり描いている。
そして、オスナードから妻にも内緒の借金を肩代わりすると、
言われたハリーは”パナマがパナマ運河を第3国へ売る”と、
いう話を仕立てる(でっちあげる)。

”ピアース・ブロスナン”演じるオスナード、最高である。
アクションシーンも全くと言っていいほどない、
しかし、濃厚シーンは、”007”より濃い。
同じMI6の諜報部員なのに、良心や忠誠心を欠き、悪さ100%である。
全く”007”のかっこよさの”か”の字もないくらい最悪な奴である。
”ピアース・ブロスナン”本人も「オスナードは、ボンドに比べるとルーズで
たるんでいる。仕事に幻滅し、最後に一山あててこの稼業から脱け出したいと
考えているんだ。彼は、女好きでシニカルで、巧みに人を操る男だ」と
言っているように、「ジェームス・ボントのブロスナン」で
終わりたくなかったのだろう。

最後は、・・・。
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by l-cedar | 2008-06-29 21:56 | 感想文

血と骨

「DVD 血と骨」を見た。

米治郎の推薦度 ☆☆

米治郎、梁石日の自伝的小説である原作を読んでいた。
何しろすごい親父だった。何しろ、凶暴。
で、何を考えているかわからない。

1920年代、済州島から日本大阪に渡って来た金俊平。
ビートたけしが好演している。原作者の梁石日氏が、
”たけしさんが親父に見えて怖かった”といわせるほど、
小説がそのまま出てきた感じである。

原作を読んだときでも感じたが、この金俊平、
SEXと金、暴力の亡者である。
たけしはやりたい放題である。

そして、大阪の戦後の朝鮮人社会、
すごいバイタリティーを感じる。

大阪駅から”北”への帰還列車、あんなことがあったんだ。
しかし、朝鮮人の描き方、そして、俳優陣の演じ方がすごい。
SEX描写もすごい。ちょっとしたAV並みである。
特に、たけし演じる金俊平が、鈴木京香演じる李英姫を
強姦して、無理やり妻にするところ。そして、
李英姫との家のすぐ近所に家を建て、そこに愛人を住まわせ、
そこで、昼間から”いたす”描写、これはすごい。

金俊平のお金への執着の描き方もすごい。
かまぼこ工場を立ち上げ、そこで成功した金俊平は
高利貸しへと転じていく。その取立てもえげつない。

原作を読んでいれば、見たほうが良い。
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by l-cedar | 2008-06-29 21:18 | 感想文

リオ

「リオ 今野敏著 新潮文庫」を読んだ。

米次郎の推薦度 ☆☆☆☆

最初に言いたい。
昭和30年代の人に、是非、読んでもらいたい。

ここのところ、実は、”読みに読んでいる”。
”ねじの回転(上・下) 恩田陸著”、
”赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え 山本一力著”、
感想文を書く暇がなかった。
ここの感想文、米治郎、☆の数がいくつであっても、
結構、米次郎の思い入れを入れて、根気をつめて書いている。
”ねじの回転 恩田陸著(上・下)”と
”赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え 山本一力著”、
二つの作品、それぞれ、すごく面白かった。
しかし、この”リオ”、すごい、二つの作品には申し訳ないが、後回しにする。

前置きが長くなったがこの作品、米治郎の推薦度の評価にはない
”☆☆☆☆”である。”ルーズベルト暗殺計画”に続く”☆☆☆☆”である。

この本、最初は幻冬舎からハードカバーで出て、
その後、幻冬舎文庫になった。
新潮文庫、経緯はわからないが、幻冬舎文庫から版権を譲り受けた。
そして、新潮文庫から平成19年7月に出て、
平成20年6月現在、14刷である。
今、流行の警察小説である。
売れに売れている。ベストセラーといえるであろう。
その理由、すごくわかる。

もう一度、言いたい。昭和30年代の人に、是非、読んでもらいたい。
米治郎は、昭和32年の生まれである。子供のときはこんなことは
思っていなかったが、高校、大学、そして、社会へ出て、それまで
何かわからなかったが、段々とはっきりしてきた、
”団塊の世代”への不満。
現代の世の中、世の中がこうなったことへの不満、
米治郎がここで言ってきた、
先日死刑になった”宮崎勤死刑囚”の事件からの変な世の中への不満。
この私たち、昭和30年代の世代の共通の”うやむや”のはっきりとしない、
その正体、このうやむやの正体、
それが文章としてのはっきりとした。
この本を読んでそれが明らかになった。

私たち、昭和30年代の世代は、”団塊の世代”、”全共闘世代”、に対しての
”祭りのあとの後始末の世代、”中途半端な世代”だそうだ。これである。
”団塊の世代”、”全共闘世代”は、
それまでの日本のあらゆる秩序、常識、考え方を壊してきた。
それをはっきりとこの本、この小説はうたっている。
米治郎の大好きな”佐々木譲”さんもこれは真似できない。

今野敏さん、昭和30年の生まれである。
この本、”リオ”の主人公、
”警視庁捜査一課強行犯第3係係長”、”樋口顕”警部補も
昭和30年生まれである。
都内の大学に1974年に入り、そこで、彼女、”恵子”を作り、
大学を出て、彼女と結婚して、一人娘”照美”を授かる。
彼は、妻、娘、自分、3人の家族をものすごく大事にしている。

そして、殺人事件が起きる。現場から逃走した稀に見る美少女。
それが”リオ”だった。高校生の彼女、
彼女の実父とは実母は、”団塊の世代”、”全共闘世代”で、”リオ”を
ほっておき、二人の仕事を理由に離婚していた。
父についた”リオ”、しかし、父はさらに自分の勝手な理由で再婚した。
やがて、その継母が子供をもうけた。
”リオ”は居場所がなくなった。

自分のことを子供のときにしっかりと聞いてやる”親”の存在。
今、大人になろうとしている、そして、これから大人になろうとしている世代、
子供のときに、足りないことはこういうことではないか・・・。

”団塊の世代”、”全共闘世代”、への”不満”や、”うやむや”。
何かすっきりできた気がする。
その反面、やりきれない思いが募る。
これは本だけの話ではない。

”ヒント”は、”デンマーク”にある気がする。
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by l-cedar | 2008-06-26 21:35 | 感想文

陸軍中野学校

DVD 陸軍中野学校」を見た。

米次郎の推薦度 ☆☆☆

市川雷蔵である。
前から見たかった。陸軍中野学校に関して小説など
いろいろな本が出ている。1974年グアム島から帰還した
小野田寛郎少佐も
中野学校の出身だとされている。

それが1966年、かつてあった映画会社、大映から映画化されていて、
最近、DVD化されていたことを知った。そして、主人公は市川雷蔵だ。

1966年の映画、米治郎が9歳のときの映画だ。当然、白黒である。
この頃、カラーの映画は、ほとんどない。市川雷蔵やファンの方には
申し訳ない言い方だが、テレビドラマが少しずつ出てきて、庶民の目を
テレビから映画が主流だった頃に戻すため、大量生産のB級映画は、当然白黒だ。

悲哀である。市川雷蔵演じる陸軍少尉・三好次郎、彼は、東京帝国大学を卒業して、
陸軍予備士官学校から陸軍に入り、エリートとしての階段を上っていた。
彼の父はすでに他界しており、母菊乃(村瀬幸子)と、許婚者の布引雪子(小川真由美)と
ともに質素な家で暮らしていた。

ある日、三好次郎は草薙中佐(加東大介:東宝の大スターで大映の本作品に
出ていることが異色である)から奇妙な試験を受け、陸軍省に呼ばれる。
そして、その日から、陸軍の中で、居所が不明になる。
母と許婚者は不安に思う。
元々、許婚の雪子は、丸の内にあるイギリスの会社にタイピストとして勤めていた。
次郎を探すあまり、ふとしたきっかけから陸軍のイギリス大使館の暗号をタイプする
仕事を得て、次郎を探す。
しかし、物事の摂理は、彼女の次郎を思う気持ちに反作用した。
前に務めていたイギリスの会社の社長から、陸軍は次郎を行方不明にした
ひどい組織だといわれ、情報をスパイすることを約束させられる。

そして、情報がイギリスの漏れていることが発覚する。
調べて、その事実をつかんだのはのは、陸軍中野学校を卒業しようとする次郎だった。
雪子が人に殺められるのなら、自分の手で殺める。

行方不明だった次郎が、雪子の前に現れる。
そして、食事をともにして、ホテルの一室。
二人は・・・・・。

すっかり、米治郎、はまってしまった。
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by l-cedar | 2008-06-26 20:35 | 感想文

業態が変わっている

様々な業界で業態が変わっている。
昔、そういう店は、あれが当たり前だった。
しかし、今は昔。
店の有り様が変わってきている。
今は、これが消費者として当たり前になってきている。

”生鮮3品の店(肉屋、魚屋、八百屋)”対”大型スーパー”、

”商店街の飲食店”対”ファミレス”、

”昔からの喫茶店”対”ドトールコーヒー”、

”近所の金物屋”対”大型ディスカウントショップ”、

”地元の電気屋”対”大型安売り電気店、

”よくある洋服屋”対”ユニクロ”、

”地元の居酒屋”対”チェーン系の居酒屋”、




そして、”普通の床屋”対”QB"。
そうなる日は近い?・・・・・。
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by l-cedar | 2008-06-25 22:50 | 日々

大塚床屋戦争

山手線大塚駅南口に”ナガサト”という床屋がある。
洗髪、顔剃りまですべてやってもらって
以前は1,500円と、看板に出ていた。
米治郎、毎日、都電から見ていたが、最初の頃は少しバカにしていた。
そこへ、同じ大塚駅の南口に”理髪一番”というtチェーンの店ができた。
ここは、1,900円で洗髪、顔剃りまでだと思う。
何しろこの2店とも安い。しかし、まだ、この時点でもほとんど興味はなかった。

そして、先日、1,000円床屋のQBが”ゆう文”跡にできた。
すると、まず、”ナガサト”が反応した。
看板の大きな金額の文字が、カットのみ980円に変わった。
そりゃ、目の前に、1,000円ができたら、黙ってみていられないと思う。

これでは、この界隈の普通の床屋はたまらないであろう。
もちろん、「技術で勝負」とか思ってがんばっているのだろうが、
たぶん、時間の問題では・・・。

喫茶店の業界がそうだった。1,000円床屋QBにあたるのが、
”ドトールコーヒー”だ。”ドトールコーヒー”が登場するまでは、
喫茶店業界、コーヒーの値段は、350円、400円、500円が
相場だった。ところが、ドトールコーヒーはそこへ200円で
進出してきた。その後の普通の喫茶店の衰退はご存知のとおりだ。
喫茶店、コーヒー200円は当たり前、180円、160円まである。

さて、大塚床屋戦争、どうなるであろうか・・・。
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by l-cedar | 2008-06-25 12:57 | 日々

大塚の果物屋

大塚の駅前、南口に”ゆう文”という果物屋があった。
調べてみると、同じ系列かわからないが、池袋にもある。
高田馬場駅前にもあったが、携帯電話屋になった。
だが、高田馬場ゆう文ビルは残っている。

昔、米治郎の家の商売は果物屋だった。
米治郎の祖父が、石川県の七尾から出てきて、
神田市場で、丁稚奉公をして、目黒の地で、
露天の果物屋として独立し、
駅前に土地を買って、そこで、店を始めた。
”米治郎”のペンネーム、字は違うが祖父の名からいただいた。

米治郎が祖父の店に入ったとき、
”朝摘みイチゴ”というイチゴを市場を通さず、
直接、産地から仕入れていた。
すごく水々しく、甘くて、美味しいイチゴだった。
そのとき、その産地の人から聞いたが、
大塚の”ゆう文”にも納めているとのことだった。
その頃、米治郎、大塚を、東京のどこだか知らなかった。

その”ゆう文”が店を閉めた。
1,000円床屋、”QB”になった。
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by l-cedar | 2008-06-23 23:34 | 日々

西洋人

先日の夜、山手線に乗っていると、
男性の二人連れが乗ってきて、座っている米治郎の前に立った。
米治郎、本を読んでいたので、話はなんとなく聞こえてきたが、
顔を見ていなかった。
声から想像するに、一人は50代くらい、もう一人は
30代後半から40代くらいと、何気なく思っていた。

さて、駅で止まったので、何気なく顔を上げて、彼らの顔を見た。
50代のほうは、正真正銘に日本人だったが、もう一人、
西洋系に外国の方だった。ビックリした。
コントでよくある二度見をしてしまった。
二人ともビジネスマンで、ネクタイをちゃんとして、
身なりもきっちりしている。

それにしても、彼の日本語の語彙の多さにはびっくりである。
その辺の若いやつらよりは間違いなく、日本語の語彙が多い。
発音もしっかりしているし、しゃべっている声を聞いているだけでは、
全くの日本人だ。しかし、その中に混じる英単語の発音が
日本人の発音ではなく、英語を母国語とする外国の方に
申し訳ないが、すごく発音が良い、きれいだ。

テレビでは、こういうタレントがいるが、西洋人が日本語を話すのを
目の前で見たのは初めてでビックリした米治郎でした。
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by l-cedar | 2008-06-21 14:14 | 日々

菊じいー43

菊じい、鬼シュウマイが気になっている。
鬼は、鬼子母神の”鬼”だから、
鬼子母神の”鬼”の字は、上に角が付かない。

その”鬼”シュウマイが気になっている。
鬼子母神の参道にある中華料理屋のシュウマイが
”鬼シュウマイ”と呼ばれている。

都電の鬼子母神の駅の放送で
「鬼子母神、鬼子母神、”鬼シュウマイ”、”みみずくラーメン”で
おなじみの”みみずくラーメン”前です。」って放送がある。

それで、菊じい、ずっと気になっていた。
でも、鬼子母神周辺は、菊じいにとって、まだ、グレーゾーンだ。
甘泉園や、江戸川橋周辺は、ばっちりだが、鬼子母神周辺は、
未開の地である。

でも、都電は良く使うから、この放送がずっと気になっていた。
この前、副都心線が開通したので、雑司が谷の駅へ行ったついでに、
雑司ヶ谷駅周辺の鬼子母神を探索してみた。
でも、”みみずくラーメン”は、どこにあるかわからなかった。

だから、アキラに聞いてきた。
「アキラ、”みみずくラーメン”ってどこにあるんだ?」
「おじいちゃん、都電の鬼子母神の駅前だよ」
「・・・・・・」

都電に乗るたびに、
”みみずくラーメン”の前を通っていた菊じいでした。
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by l-cedar | 2008-06-19 22:24 | 菊じい

菊じい-41

菊じい、副都心線開業の翌日の15日、
散歩に行って、副都心線に乗って、サンダルで
渋谷まで行ってきた。このサンダル、アキラが父に日に
菊じいに買ったやつだ。

ちなみに、米治郎は、アキラからすごいipod用の
イヤーホンをもらった。これ、音が良すぎて
録音の悪さが目立ってしまう。

菊じい、雑司ヶ谷駅の改札で、東京メトロだから、
シルバーパスが使えないことをわかっていて、
「シルバーパス使えますか?」って聞いたらしい。
使えたら、めっけもの。

石原さん言っていたが、都営交通、東京メトロと合併したいらしい。
早く、合併してくれ、遅くともあと、19年後までに・・・。
シルバーパス、70歳から。
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by l-cedar | 2008-06-17 23:25 | 菊じい