39%
2008年 07月 14日
日本の食糧自給率(平成18年度)である。
農林水産省の食料自給率データによる”供給熱量総合食料自給率”である。
平成19年度はまだ公表されていないが、さらに落ちることは確実だ。
上記でリンクしている農林水産省の食料自給率データを見ると、
平成7年43%、平成8年42%、平成9年41%、そして、
平成10年から平成17年まで8年間ずっと、40%、
さらに平成18年39%、
わざとらしい数字だと思うのは、米治郎だけであろうか?
この数字、本当なのか?
実はもっと低いのではないだろうか?
オーストラリア、2003年でなんと237%、
フランスも同じく122%、同じ島国のイギリスも70%である。
主要国といわれている国で40%以下は日本だけだ。
しかもヨーロッパ諸国は、最強経済圏”EU”という枠がある。
今日の”ビストロスマップ”のゲストのオーダー、
「国産食材にこだわった和食」だった。
国産の食材を使った料理が高級料理なのだ。
何か変じゃないか?
先日、ここで出したデンマーク、土が痩せているにもかかわらず、
300%を越えているそうである。
日本は、土がこんなに肥えているのに、39%、しかも実際は
もっと低い可能性もあるのである。
この食料自給率定価の低下、農水省では色々挙げているが、
米治郎の考えの一つに”農協”の政策があると思う。
よく言われることだが、”きゅうり”、農協の政策で、
まっすぐで、長さも揃えられたものが良いとされた。
同じ規格の箱に入れて出荷するためだ。
そのために流通は良くなり、きゅうりは夏の野菜から
季節がなくなり、1年中、必ずある野菜になった。
りんご、りんごに限らず日本の果物は味が良い、
そして、形も良い、こんなに美味しい果物がある国は、
世界中どこを探してもない。
さくらんぼも日本産は超高級品、
アメリカンチェリーは庶民の味。
国産牛肉は高級品、さらに産地によっては超高級品、
アメリカ産、オーストラリア産の牛肉が庶民の味。
なんかおかしい。
値段が高ければ、農家、酪農家は潤う。
しかし、庶民の口に入らなくなるから、庶民は外国産を買う。
食料自給率は下がる一方だ。
味、形を追求させたのは、農協だ。
もちろん、品質を良くしていくことは、作り手として当たり前のことだ。
しかし、価格を高くすることは、米治郎は違うと思う。
もちろん、作り手は儲けようとするのは経済の原理であるから
当然だが、その作っているものが、人間には欠かせない”食料”と
いうことを忘れてはならない。
デンマーク、エネルギー自給率が”オイルショック”前の
1973年は1.8%だった。
そして、オイルショックから学び、
2005年、なんと156%になったそうである。
日本は、オイルショックから学んだことは、”なくなる前に買え”である。
戦前から何も学んでいないのである。
太平洋戦争をアメリカに布告した最大の理由は、
”鉄や石油”等のエネルギーを得る道を遮断されたからだ。
あの戦争であれだけひどい目にあったのに
結局、日本人は何も学んでいない。
まず、庶民の口に入る安い食料、海外産と競争できる値段の食料、
そういう食料を供給させる仕組みができなくては、
いくら農水省が音頭をとって、食料自給率を上げようとしても
今までどおり、絵に描いた餅にすぎない。
にっぽん、ちゃ、ちゃ、ちゃ。
農林水産省の食料自給率データによる”供給熱量総合食料自給率”である。
平成19年度はまだ公表されていないが、さらに落ちることは確実だ。
上記でリンクしている農林水産省の食料自給率データを見ると、
平成7年43%、平成8年42%、平成9年41%、そして、
平成10年から平成17年まで8年間ずっと、40%、
さらに平成18年39%、
わざとらしい数字だと思うのは、米治郎だけであろうか?
この数字、本当なのか?
実はもっと低いのではないだろうか?
オーストラリア、2003年でなんと237%、
フランスも同じく122%、同じ島国のイギリスも70%である。
主要国といわれている国で40%以下は日本だけだ。
しかもヨーロッパ諸国は、最強経済圏”EU”という枠がある。
今日の”ビストロスマップ”のゲストのオーダー、
「国産食材にこだわった和食」だった。
国産の食材を使った料理が高級料理なのだ。
何か変じゃないか?
先日、ここで出したデンマーク、土が痩せているにもかかわらず、
300%を越えているそうである。
日本は、土がこんなに肥えているのに、39%、しかも実際は
もっと低い可能性もあるのである。
この食料自給率定価の低下、農水省では色々挙げているが、
米治郎の考えの一つに”農協”の政策があると思う。
よく言われることだが、”きゅうり”、農協の政策で、
まっすぐで、長さも揃えられたものが良いとされた。
同じ規格の箱に入れて出荷するためだ。
そのために流通は良くなり、きゅうりは夏の野菜から
季節がなくなり、1年中、必ずある野菜になった。
りんご、りんごに限らず日本の果物は味が良い、
そして、形も良い、こんなに美味しい果物がある国は、
世界中どこを探してもない。
さくらんぼも日本産は超高級品、
アメリカンチェリーは庶民の味。
国産牛肉は高級品、さらに産地によっては超高級品、
アメリカ産、オーストラリア産の牛肉が庶民の味。
なんかおかしい。
値段が高ければ、農家、酪農家は潤う。
しかし、庶民の口に入らなくなるから、庶民は外国産を買う。
食料自給率は下がる一方だ。
味、形を追求させたのは、農協だ。
もちろん、品質を良くしていくことは、作り手として当たり前のことだ。
しかし、価格を高くすることは、米治郎は違うと思う。
もちろん、作り手は儲けようとするのは経済の原理であるから
当然だが、その作っているものが、人間には欠かせない”食料”と
いうことを忘れてはならない。
デンマーク、エネルギー自給率が”オイルショック”前の
1973年は1.8%だった。
そして、オイルショックから学び、
2005年、なんと156%になったそうである。
日本は、オイルショックから学んだことは、”なくなる前に買え”である。
戦前から何も学んでいないのである。
太平洋戦争をアメリカに布告した最大の理由は、
”鉄や石油”等のエネルギーを得る道を遮断されたからだ。
あの戦争であれだけひどい目にあったのに
結局、日本人は何も学んでいない。
まず、庶民の口に入る安い食料、海外産と競争できる値段の食料、
そういう食料を供給させる仕組みができなくては、
いくら農水省が音頭をとって、食料自給率を上げようとしても
今までどおり、絵に描いた餅にすぎない。
にっぽん、ちゃ、ちゃ、ちゃ。
by l-cedar
| 2008-07-14 23:16
| 日々