全てはユーロに始まった
2008年 05月 25日
ある雑誌のコラムからである。ユーロが世界経済を
揺るがすパワーを秘めているそうである。
これが急速に進展すると、第2次大戦後、ドルを
中心としたアメリカ中心の世界が変調をきたすと
思われている。
ドルの力が急速に落ちている。アメリカはもちろん、
延焼を免れない各国の協調で落ち着きを取り戻しては
いるが、ユーロのおかげで不安定になっているのは
変わりようがない。日本の外貨準備高は、中国に次ぐ
世界第2位の1兆79億ドル(08年2月末、財務省統計)
ある。ところがその大半はドルの米国債で、金での
保有高は2.3%前後に過ぎず、日本人が営々と築いて
きた国家資産が激減する懸念が現実のものとなって
きている。為替相場といえば、対ドルを中心にしか
考えない日本、結局、ドルと同じエレベーターに
乗っているだけであるから、対ユーロでの円の価値が
下がることはわからないのも当然であるが、一緒に
下がれば怖くないと、冗談では言っていられない
状況である。
アメリカは基軸通貨ドルの世界経済の仕組みを
維持するためにアフガニスタンからイラクへ転戦した。
当時のフセイン大統領が原油取引の通貨をドルから
ユーロに切り替えたことがひとつの理由だった。
湾岸諸国が右へ習えして、その仕組みが崩れれば、
ドル体制が揺らぐことが避けられないからだった。
しかし、今、世界の石油原産国は、ユーロでの
支払いを求めている。
最大の産油国であるサウジアラビアはドル建てを
堅持すると表明するほど、ドル体制は不安定だ。
地球規模での経済原理が働いて、マネーフローが
均衝を取り戻すまで金融不安はおさまらない。
ざっとこんな話である。日本は、ヨーロッパへ
旅行する人しか対ユーロは見ていない人が多い。
輸出企業も、もちろん、対ユーロは見ているが、
中心は対ドルだ。日本もすべてのことにおいて、
アメリカへ依存する考え方を改めていかなければ
いけないのではないだろうか。
にっぽん、ちゃ、ちゃ、ちゃ。
揺るがすパワーを秘めているそうである。
これが急速に進展すると、第2次大戦後、ドルを
中心としたアメリカ中心の世界が変調をきたすと
思われている。
ドルの力が急速に落ちている。アメリカはもちろん、
延焼を免れない各国の協調で落ち着きを取り戻しては
いるが、ユーロのおかげで不安定になっているのは
変わりようがない。日本の外貨準備高は、中国に次ぐ
世界第2位の1兆79億ドル(08年2月末、財務省統計)
ある。ところがその大半はドルの米国債で、金での
保有高は2.3%前後に過ぎず、日本人が営々と築いて
きた国家資産が激減する懸念が現実のものとなって
きている。為替相場といえば、対ドルを中心にしか
考えない日本、結局、ドルと同じエレベーターに
乗っているだけであるから、対ユーロでの円の価値が
下がることはわからないのも当然であるが、一緒に
下がれば怖くないと、冗談では言っていられない
状況である。
アメリカは基軸通貨ドルの世界経済の仕組みを
維持するためにアフガニスタンからイラクへ転戦した。
当時のフセイン大統領が原油取引の通貨をドルから
ユーロに切り替えたことがひとつの理由だった。
湾岸諸国が右へ習えして、その仕組みが崩れれば、
ドル体制が揺らぐことが避けられないからだった。
しかし、今、世界の石油原産国は、ユーロでの
支払いを求めている。
最大の産油国であるサウジアラビアはドル建てを
堅持すると表明するほど、ドル体制は不安定だ。
地球規模での経済原理が働いて、マネーフローが
均衝を取り戻すまで金融不安はおさまらない。
ざっとこんな話である。日本は、ヨーロッパへ
旅行する人しか対ユーロは見ていない人が多い。
輸出企業も、もちろん、対ユーロは見ているが、
中心は対ドルだ。日本もすべてのことにおいて、
アメリカへ依存する考え方を改めていかなければ
いけないのではないだろうか。
にっぽん、ちゃ、ちゃ、ちゃ。
by l-cedar
| 2008-05-25 22:13
| 日々