高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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トップセールス

毎週土曜日、午後9時からのNHK土曜ドラマ
トップセールス”が面白い。
OLから転職、自動車のセールスとして成長し、トップセールスになり、
その後、外車のディーラーに移り、社長にまで上り詰めた女性の
物語である。スーパーのダイエーの会長を務めた
林文子”氏がモデルになっている。

この林氏、米治郎、偶然、一度だけお目にかかったことがある。
当時、BMWのセールスをしていて、彼女から車を買った人から
紹介され、お目にかかった。結局、縁がなく、彼女から
購入することはなかったが、ものすごく物腰が低く、相手の立場に立って
物事を考え、親身になってくれる方だと思った。

米治郎も車のセールスをしていた事をここで書いた。
車のセールスをしていて、うれしいことは、もちろん、
受注する時だが、それ以上にうれしいのが、その車を納車する時だ。
お客さんに、車を届けて、家のチャイムを押し、お客さんが出てきて、
最初に、自分の買ったク車を見るとき、特にそのお子さんも一緒で
「うわー、車が来た」と、車に飛びついてきてくれれば。
お客さんは、自分の選択が間違いではなかったことをあらためて思う。
それがセールスマンとして、最高の至福の時だ。

米治郎、車のセールス時代、いろいろなことがあった。
一番うれしかったのは、あるお客さんから営業所に電話があった。
「車を取り替えることにしたから、今度の日曜の10時にうちに来て欲しい」
約束の日曜、10時にそのお宅を訪ねた。奥さんが出てきて、
応接間に通されると、すぐにご主人が出てきた。実はご主人に会うのは
これが二度目だ。ご主人が先日の日曜の営業所の展示会に来てくれた。
いつも訪問するとき、話を聞いてもらうのは奥さんだった。
そして、その後、電話をいただいた。
ご主人は、手に、米治郎が奥さんに渡していたカタログが入った封筒を
手にしている。その封筒からなにかを取り出した。
米治郎のたくさんの名刺だった。
それをテーブルの上に山積みにした。たぶん、150枚くらいあった。

「君は、我が家をこれほど多く訪問してくれた、今までこれほど多く
我が家を訪問してくれたセールスの人はいなかった、家内と話したが
君から車を買わなきゃ、うちは誰から車を買えばよいのか、君なら
任せられる、安心して車を買うことができる」

これには、まいった。セールスマン冥利についた。

その反面、つらいこともあった。
スポーツカーを売ったある若いお客さんがいた。
納車の時、そのお客さんはすごく喜んでいたが、彼の母親は
浮かない顔だった。
ある日、そのお客さんが、その車を運転していて、事故を起こして
亡くなられた。その晩、すぐに通夜にかけつけた。その母親から
「あなたが息子に車を売らなければ、こんなことにならなかった」

しばらく、立ち直れなかった。

林文子氏のウィキペディアにリンクして驚いた。
林氏、今度は米治郎が昔いた会社の社長に就任するらしい。

土曜ドラマ”トップセールス”、随所にセールスの良いこと、悪いことが
ちりばめられ、昔を思い出した。
やはり、セールスは個人に売るのが、一番面白い。
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by l-cedar | 2008-05-03 07:01 | 日々