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高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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キッチン谷沢

高田馬場のキッチン谷沢
ずーっと前から目をつけていて、
いつもいっぱいで入れなかった洋食の店
今日、奥さんと行って、やっと入れた。
カウンターが10席と、奥に個室風でテーブルがあり
そこに8席くらいのたいへん狭い店だ。
カウンターの中に、頑固そうな親父がコック服を着て
調理している。その隣にキャップをかぶりシャツ姿の
息子っぽい男性、カウンターの外でサービスをする
親父の奥さん風の女性。家族的な店だった。
ハンバーグなどの肉料理が中心だ。
米治郎と奥さんは、カツカレーを頼んだ。

目の前で揚げられたロースカツが、四角い大きな皿に盛られた
たっぷりのご飯の上に目の前で乗せられ、
そこにアツアツのカレーがかけられてカウンター席に
座る米治郎と奥さんの前に提供された。
思わず、つばを飲み込んだ。カレーの食欲をそそる匂いが
鼻の奥に飛び込んでくる。
カツを食べると、サクサクでこんがりと良く揚がっていて、
油っこくなく、さっぱりしている。
カレーも洋食屋さん特有のデミグラスが入っているたいへん
コクのある味で、辛さもちょうど良い。
これで、とん汁(これも洋食屋っぽい)とキャベツ千切りサラダが
ついて800円、いやーうまいこと、うまいこと、うまいこと。
味、うまさ、量、コストパフォーマンスも最高だ。

でも、最後にケチがついた。頑固親父、カウンターの息子や
奥さんと親しく話す、米治郎の隣に座ったお得意さんらしき60代手前の
サラリーマンのえらいさん風のおっさんが、狭いカウンター席で、
足を組んで、その靴が米治郎の膝に何回も触れてきた。
「何で足組むんだ」と聞こえるように言っていたが、
聞こえない振りをして、足を直さず、全く相手にしていない様子だった。
奥さんは「止めて」と言っていたが、仕舞いに頭にきて、米治郎は
「こんな狭いところで足なんか組まないでください
(”組まないください”が奥さんと一緒だったので、米治郎的に
柔らかく言ったつもり、一人だったら、”組むんじゃねぇよ”だった)」と、
注意した。「ああ、すみません」とそのおっさんは言ったが、
全く反省している様子はないが、足を組むのは止めた。
そして、奥さんも食べ終わったので、嫌な雰囲気で会計を済ませて出てきた。

奥さんが一言、怒られた。
「もう、あのお店来られないね、だって、あの人お得意さんみたいだったよ、
そんなに気になったの、別に黙っていればいいのに」
「・・・・・・・」
by l-cedar | 2008-02-23 22:29 | 日々