高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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クリスマスプレゼント

米治郎には、忘れられない一人の友達がいる。
学生時代、苦楽を共にしてきた6人の仲間のうちの一人だ。
だが、彼は、今はもうこの世にはいない。

彼は、卒業後、服飾業界に入った。
しかし、その会社で、新しく始めた
宝飾事業部に配属された。
出張の連続で、国内を高価な宝石を持って
売り歩く仕事だ。彼は、すごくがんばって、
宝飾事業部として、新たに、ダイヤモンドを
直接仕入れる仕事を任せられた。
世界のダイヤモンド市場の中心、
ベルギー赴任を会社として初めて命じられた。
そして、彼の地で、会社としての基礎を築き、
奥さんと生まれたばかりに近い長男を呼びよせた。
1年ばかりしたところで、会社へすべての報告を
するために、1週間の予定で初めて帰国した。
毎日、毎晩、会社のあらゆるところからお呼びが掛かる。
そして、今日、家族の待つベルギーへ帰る日の朝、
実家のベッドから彼は起きだして来ず、永遠の眠りについた。
お母さんが、なかなか起きてこないので、起こしに行くと、
もう冷たくなっていたそうだ。まだ、30歳前半だった。
突然死だ。

これにはさらに悲しい、後日談がある。
急遽、帰国した奥さんは、弔いをしてしばらくした
彼の月命日に、幼子を道連れに電車に飛び込んでしまった。
その幼子だけ奇跡的に生き残った。
その幼子が、彼の母親(その子から見ると祖母)に育てられ、
今年、高校2年生になった。

今年もクリスマスが近づいてきた。
小さい頃は、毎年おもちゃを贈っていたが、
ここ何年か、中学に上がった頃から非常に悩む。
去年は、”ユナイテッドアロー”で手袋とマフラーを
贈ったが、さて、今年は何を贈ろうか・・・。
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by l-cedar | 2006-12-10 20:47 | 日々