高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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いすゞ鳴る

いすゞ鳴る 山本 一力 著 文春文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆

久しぶりの江戸もの、そして、山本一力さんの作品だ。
江戸時代、伊勢神宮を参ることは、一生に一度できれば、
幸せなことだった。全国各地から、伊勢参りに来る。
それを引率するのは、ツアーコンダクター、”御師(おんし)”。
御師は非常に名誉ある職で、誰もが敬う。

まずは、高知土佐の話。土佐と言えば、現代では鰹漁だが、
江戸時代当時は、鯨漁、鯨を狙う漁師たち。
それを、山本一力さん一流の筆致が冴えで、描いている。
この頃の鯨漁、「へぇー」の連続、描き方は秀逸である。
続いて、江戸に舞台を移して、深川の話。
水売りを描きながら、深川の人情話、これも、山本一力さんの
お決まりコースだが、どんどん読める。

ここで、「あれ?」と思わせる。さっきの土佐の話とは、
別の話か・・・。これって、短編集???
もちろん、違う、少しずつ、短編が繋がっていく。
そして、最後は・・・、「えー、もう」って感じで
読めてしまう。
”山本一力”流、”ゴールデンチャイルド”???

米治郎、伊勢参り、まだ、行っていない。
日本人として行かなくては・・・。
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by l-cedar | 2011-02-10 19:47 | 感想文