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高田米治郎が”日々”の出来事や読んだ本について感想文を書きます。


by l-cedar
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ママの狙撃銃

「ママの狙撃銃 荻原浩著 双葉文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆☆

誠に申し訳ない。このブログの”タイトル”としたつもりの
”本の感想文”、ここのところ、全く書いていなかった。
刑事鳴沢了シリーズの第1巻の”雪虫”以来全く書いていなかった。
その後ももちろん本は読み続け、刑事鳴沢了シリーズはもちろん、
最終刊まで読んだ。さらに色々読んでいるが、ブログで感想文を書く
のが面倒になっているうちに、さらに次々読み続け、
感想文を書いていない本が貯まってしまい、いい加減、嫌になった。
まあ、その本たちには申し訳ないが、気持ちをリセットして、
”荻原浩”氏の”ママの狙撃銃”だ。

荻原浩さん、渡辺謙が感激して、直接、荻原浩氏に
頼んで映画化を実現した若年性アルツハイマーをテーマにした
”明日への記憶”の作者である。米治郎と同じ大学で、
しかも1956年生まれで米治郎と1歳違い。
4浪以上していなければ、大学で会っているわけで、
”荻原浩”という名前、たぶん、ペンネームであるから・・・、誰なのか?
あっ、米治郎、体育会以外の人はわからない、いや、知らない。
作家になったなどと、米治郎の周りにはありえねぇー(古っ)。

”ありえねぇー”といえば、この”ママの狙撃銃”、家計的に無理して、
有名私立女子中学に通わせている中学1年生の長女、珠紀と
”イヤン・ソープ(幼稚園児だから”イアン・ソープといえない)”が
ライバル、砂場だろうがどこであろうが泳ぎの練習をする
破天荒幼稚園児の長男、秀太、そして、建売の一軒家を買ってローンで
キュウキュウの愛する夫、孝平、その一家4人家族のママ、福田曜子が、
実は優秀なスナイパーという設定。

この題名と、裏表紙のあらすじにつられて、読んだ。
この破天荒幼稚園児、秀太などや夫、孝平への曜子の気持ち、
家族の行動の描写が実にほのぼのと描かれ面白い、
コメディーなのかサスペンスなのかわからないが、
家族の絆など、訴えるものは大きい。
たいへん、後味の良い面白い話だった。
by l-cedar | 2008-10-26 21:49 | 感想文