IE9ピン留め
ペーパー・マネー
ペーパー・マネー原題 PAPER MONEY ケン・フォレット 著 
日暮雅通 訳 新潮文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆

冒頭、男なら万国共通、誰もが憧れるシーンから始まる。
パーティーで連れ出したすごい美女と一晩を共にして、
目が覚めて、隣の美女を眺めながら、その女性の全身を
昨晩の出来事を思い出しながら、再度、観察していく。

しかし、その観察している男性は、政治家であり、
政府の権威ある役職についていることがわかってくる。
ここからがケン・フォレットの真骨頂である。
さらにいろいろな人物のその日に起こった出来事を
語りながら、登場人物が絞られてくる。
しかし、その人物たちは、最初から結びつくこともあるが
ほとんどは結び付かない。
例えば、冒頭の政治家と、その後に登場するギャング、
そして、資本家、夕刊紙の記者。

ケン・フォレットの作品らしく徐々に盛り上がってきて、
すべての登場人物が、糸を紡ぐように結びついてくる。
これがまさにケン・フォレットである。
小説で、いろいろな人物が出てきて、その人物たちが
結びついてくるのは、当然の手法であるが、
その結びつきを読者に如何にわからせないか、
想像できないような結びつきに仕上げるのが、
作家の腕の見せどころである。その手法を見事に
表現するのが、まさにケン・フォレットのやり方であり、
彼の真骨頂である。

ただ、ケン・フォレットを有名にした「針の眼」より
初期の作品だそうで、終わり方が今ひとつであった。
しかし、ケン・フォレットファンにはたまらない作品である。
# by l-cedar | 2012-01-28 16:23 | 感想文 | Trackback | Comments(0)
家族と散歩
みんなで散歩に行ってきた。

散歩へ行く前は、嬉しくてこんなになっちゃう。


この速さ、決して早回しではないよ。


ピックは何しろ歩くのが速い。
小さいのにどんどん歩いて行く。
ついて行くのが、たいへんだ。
あの小さい歩幅で、この速さ。
電信柱の手紙にも見向きもしない。
前を見て、脇目もふらず歩いて行く。
ただ、他の犬には異常な反応を示す。
たぶん、あの場所を思い出すのだろう。

早稲田のカフェまで行ってきた。

普通に歩いて大人の足で、20分くらいだが、
15分かからずに着いてしまった。

早稲田大学の大隈講堂横にあるカフェ、
屋外の席は、ワンちゃん同伴OK(たぶん)、
パラソルヒーターが2台置いてあるので、冬でも暖かい。
# by l-cedar | 2012-01-10 08:00 | 新しい家族【ピックヨウル】 | Trackback | Comments(0)
謹賀新年
皆さま、あけましておめでとうございます。



今年も”感想文”、”日々”、”菊じい”、”感想文【復習】”、
そして、”新しい家族【ピックヨウル】”等々、
頑張って記事を書いていきます。

今年もよろしくお願いします。
# by l-cedar | 2012-01-01 08:00 | 日々 | Trackback | Comments(2)
今年のベスト8
本来のこのサイトは感想文。

そこで、大晦日に総決算、
米治郎が読んだ今年のベスト8を・・・。
非常にマイナーで、勝手なベスト8.

8位
猛き海狼
これは、ほとんど誰にも受け入れられないかもしれない。
第2次大戦中のドイツ国内が良く描かれている。
ナチスは国民にどう受け入れられていたか?

7位
銀座ブルース
意外に秀逸だったのがこれである。
終戦直後の日本の刑事警察、
そして、有名な事件の背後には何があったか?

6位
警官の血
【復習】だが、佐々木譲ファンとして、これを上げた。
実は、極端に読む量が減って、佐々木譲さんの
作品を今年はあまり読んでいない。
これが、直木賞を取るべきだったのでは・・・。

5位
鎖された海峡
逢坂剛さんの所謂イベリアシリーズ。
第2次大戦のヨーロッパ戦線もいよいよ連合軍の上陸作戦へ。
さて、連合軍はどこから上陸するのか?

4位
しゃぼん玉
乃南アサさんのシリーズものではない単品。
なぜ、こんな若者の心理がわかるのか?
それほど秀逸な心理描写、そして、この読了感。

3位
ウェルカム トゥ パールハーバー
西木正明さんのこの題名、まさにそのものズバリ。
太平洋戦争、日本はいかに真珠湾を攻めさせられたか?
なぜ、あの戦争をしてしまったか?
情報戦としての太平洋戦争前夜が描かれ、
米治郎的にドンピシャ。

2位
銀のみち一条
玉岡かおるさんのこの手のモノ、
非常に読み応えがある。
明治の女たちの逞しさを描かせたら秀逸である。
生野銀山に生きる人々の心が、わかりやすい文章で
次から次へと読んでいける。

1位
巨人たちの落日
1位はやっぱりコレだろう。
ケン・フォレットの最新作、ヨーロッパがどのように
第1次大戦への道へ落ちていったかを主要な各国に
登場人物を配して、非常に興味深く書いている。
続編もあるとのこと、期待したい。

今年もこのブログを読んでいただきありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。

皆さま、どうぞ良いお年を!
# by l-cedar | 2011-12-31 17:36 | 感想文 | Trackback | Comments(0)
新しい家族
新しい家族を紹介する。

3女の”ピックヨウル(小さなクリスマスの意(Finland))”だ。



クリスマスイブ、正式に、うちの家族になった。



彼女は、所謂、保護犬だ。

動物愛護団体ミグノンに保護されていた。
ミグノンは、東京都各地の保健所の保護センターや、東北の被災地で、
保護された犬をミグノンのシェルターに連れてきて、”預かりさん”と
呼ばれる方たちに育てられながら、譲渡会で、一般に披露され、
譲渡会に見に来た人たちの中から里親を探す(探される)。

ある日、娘のカオルから、保護犬で、ミニチュアーピンシャーがいる、
ついては、連れてきても良いか?との相談があった。

2女が亡くなって、2年4カ月。

2女の事は忘れられない。

しかし、この保護犬のミニピン、うちに来ないと、どうなるのか?
答えは、・・・・・、そう”それ”しかない。
それを考えたら、「いいよ」と言ってしまった。


そして、彼女は、ミグノンのお姉さんに連れられて、我が家へ来た。

本当に良い子である。全く鳴かない。
これには驚いた。散歩もあちこち行かず、ただひたすら歩くらしい。
3女のピックヨウルは、3女というより、カオルの子。
だから、ご飯をやるのも、散歩も、寝るのもすべてカオルがやる。

1週間のトライアル期間で、もし馴染めなかったら、返すらしい。
しかし、我が家では、”返す”などということは考えられない。

そして、トライアル期間の終了、ミグノンへ連れて行って面接がある。
”ピック”を連れて、ミグノンの店内へ入ると・・・。

うちでは全く鳴かなかったピックが悲鳴を発する。
本当に悲痛な叫びだ。
そう、
「もうここへ置いて行かないでー」
と泣いているのだ。
あんなにうちでは鳴かないおりこうさんが、鳴いている。
初めて、感情を露わにした。
「お前はうちの子だよ」
と、諭しても、泣きやまない。
店から外へ出て、やっと泣きやんだ。

ピックは、ブリーダーから捨てられた子らしい。
2~3歳らしいが、何回か出産している。
10個の乳房がピンと立っているのがその証拠だ。
何回か出産して、そのまま捨てられたのだ。
ブリーダーって、商売だから・・・、
しかし、犬を生活の糧としているなら、
そんな奴は許せない。
だから、泣いていたのだ、鳴き叫んでいたのだ。



「さあ、お前は、今日から正式にうちの子だ」

# by l-cedar | 2011-12-26 08:00 | 新しい家族【ピックヨウル】 | Trackback | Comments(2)
クリスマスおめでとう
皆さん、クリスマスおめでとうございます。


昨夜は、カトリック信者である奥さんと
カトリック関口教会(ウィキペディア)へ行ってきた。



闇に浮かぶ十字架


大聖堂


カテドラル(背が大きい赤い椅子は大司教の椅子)


馬屋


米治郎は信者ではないが、ここへ来ると、
いつも厳粛な気持ちになれる。
# by l-cedar | 2011-12-25 08:10 | 日々 | Trackback | Comments(0)
ピース
ピース 樋口 有介 著 中公文庫」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆

ずっと、良い”ペース”で読み続けて、良い”ペース”で
感想文をかけていた。
ところが、ここのところ、急に読む”ペース”が落ちてしまった。

実は、途中で棚上げになったモノがある。
宮部みゆきさんの”おまえさん”が読み疲れて、懸案事項になっている。

だから、”ピース”を読んで、”ペース”を上げられるか・・・。

書店で山積みされていて、おススメだったが、天の邪鬼な米治郎、
手が出なかった。「表紙の絵を覚えていてください、ゾッとします」
だか「意味がわかります」みたいなポップの説明が各書店にあった。
で、・・・、ほとぼりが冷めた今、読んでみた。

最後の方で、それがわかって、
「へぇー、で・・・」が素直な感想。

秩父周辺で起きた連続バラバラ殺人事件。

米治郎、秩父、長瀞、横瀬、皆野、両神、小鹿野、吉田、
そして、上野村などの地名、知っていたので、面白かった。

秩父のスナック(?)”ラザロ”から話は始まる。
数々の伏線というかプロット、そして、伏線だと思っていると、
そうではなかったりと、その辺が上手いなと感じる。
この手の話、なかなか「うーん」と唸れる話が少ない。
これはどうだろうか?試しに読んでみるのはどうだろう。

# by l-cedar | 2011-12-14 08:00 | 感想文 | Trackback | Comments(0)
学習院野球部
米治郎の近所の明治通りや目白通り、
この時期、銀杏などの落ち葉が歩道に堆積する。
東京都が、集積用のクルマで集塵作業をするが、
歩道まではなかなか集積できない。

今日、学習院高等科野球部の諸君が
箒で、落ち葉を集めていた。

特に、この千登世橋の下は落ち葉以外のゴミも多い。

これって、毎年していたらしい。
頭が下がった。
思わず、

「ありがとう」

って言ってしまった。
# by l-cedar | 2011-12-10 20:40 | 日々 | Trackback | Comments(0)
佐々木譲さんと今野敏さんのトーク&サイン会の動画
先月に行ってきた
佐々木譲さんと今野敏さんのトーク&サイン会」。

動画が新潮社からYouTubeにアップされた。
1:56付近に最前列に陣取った米治郎の
頭だけ見えている。



17:02付近からの拍手場面でも米治郎が映る。

その時のサイン本、両方ともまだ読んでいない。
# by l-cedar | 2011-11-23 07:12 | 日々 | Trackback | Comments(2)
猫-9
親子










電車好き




狭いとこ好き






# by l-cedar | 2011-11-14 08:00 | | Trackback | Comments(0)
菊じい-92
84歳、大腸癌からの生還である。
菊じい、無事、退院してきた。
検査入院、緊急手術から1カ月。

明日に退院を控えた昨晩、隅ばあさんにとっては
突然の出来事。
米治郎、昨晩、仕事が早かったので、最終日の当番は、
奥さんだったので、菊じいの病院を訪ねた。
そして、海外在住の奥さんの妹、テッペイ母さんより
退院祝いにお寿司が届いたという隅ばあさんからの連絡で、
夜の帰ってくださいチャイムが鳴って、菊じいの
病院から隅ばあさんの家へ行った。
隅ばあさん、テッペイ母さんの家にお寿司のお礼電話を入れたが、
テッペイ母さんは、お風呂に入っているとのこと。
そんな話をしていると、玄関のチャイムが鳴った。
海外の家でお風呂に入っているはずのテッペイ母さんの到着。
実は、米治郎と奥さんは知っていた。
知らないのは、菊じいと隅ばあさんの二人。
隅ばあさんは少し驚いたようだが、4人でお寿司を食べた。

そして、翌日、隅ばあさん、奥さん、テッペイ母さん、米治郎の
4人で、菊じいを迎えに行った。
テッペイ母さんが現れて、驚くと思った菊じいだったが、
海を越えてやってきたテッペイ母さんに
「あれ、来たのか」で意外に無反応。

そして、菊じい、病棟の看護士さんたちに見送られて、
(もちろん、芸能人のように病院の玄関で
花束贈呈などありません)病院を後にした。

菊じい、1か月ぶりの我が家である。
すぐに定位置について、新聞を読み始める。
すると、電話がなった。
隅ばあさんが長々と話している。
どうやら、いつものセールスの人らしい。
隅ばあさんが電話を切ると、
菊じい「あのいつものセールスの人だろう」
と、すべて、お見通しである。

いつもの菊じいに戻っていた。

皆さん、菊じい、ご心配をおかけしましたが、
無事、戻ってきました。
ありがとうございます。
# by l-cedar | 2011-11-13 08:00 | 菊じい | Trackback | Comments(0)
菊じい-91
菊じい、本日無事退院した。
# by l-cedar | 2011-11-12 10:55 | 菊じい | Trackback | Comments(0)
婢伝五稜郭
婢伝五稜郭 佐々木 譲 著 朝日新聞出版」を読んだ。

米治郎の推薦度 ☆☆

”ひでんごりょうかく”と読む。
佐々木譲さんの作品、文庫本が出るまで待ち切れなかった。

佐々木譲さんは、箱館戦争以降の旧幕府側から描いた作品を
数々出されているが、その中でも女性が主人公の異色な作品である。
朝倉志野は江戸から幕府軍である榎本軍について戦場を転々として、
箱館まで来ていた。
彼女は、江戸で看護術を学び、そのままついてきたのだ。
しかし、箱館病院の分院で、官軍による幕府軍傷病兵、医師への殺戮を
目の前で目撃し、彼女が心を寄せていた井上青雲も惨殺されてしまう。
そして、彼を殺した兵士に思わぬ方法で復習を果たし、
官軍から追われる身となる。

”勝てば官軍”という言葉があるが、その陰には、残虐なこと、
非道なことの限りを尽くしたことが窺い知れる小説だ。
執拗なまでの幕府残党兵の追跡は異常とも思える。
また、追われる主人公の朝倉志野が医術を身につけての
復習していく様は、見事である。

追われる身になった志野を商人、プロシア人、アイヌが
助けてくれる。そして、彼女を追う新政府側の役人たち。
まさに追いつ追われつのハラハラドキドキである。

あまり、他の作家が書かない題材で、北海道出身の
佐々木譲さんならではの歴史の闇に埋もれた
陽の当らない人たちを描いていて非常に面白く、
最後まで一気に読めた。
# by l-cedar | 2011-11-10 08:00 | 感想文 | Trackback | Comments(0)
菊じい-90
菊じい、まもなく退院できそうだ。

菊じいの病院生活、看護士さんたちの
献身的な看護で、凄く居心地が良かった。
彼女たちは、本当に何でもやってくれる。
だから、調子に乗って、菊じい、我儘だ。
でも、看護士さんたちのとって、菊じいは
良い入院患者らしい。
それは、どんどん良くなっているからだ。
同じ病棟には、もっと、酷い人がたくさんいるらしい。
だから、看護士さんたちが言うには、
菊じい、ほっておいても、大丈夫な患者になったそうだ。
で、菊じい、たまに来た看護士さん、
お医者さんに何でも言う。

菊じい「歩くのもたいへんで、食事の時、飲み込むのも
    たいへんです(米治郎、抜粋)」
S医師「(きっぱりと)それは、この病院では、
     (このまま入院していても)治せません」
菊じい「・・・・・」

点滴も12時間で960ml(?)だったが、
一昨日から、24時間で960mlになった。
たぶん、今日、点滴が外されるだろう。

菊じい、退院まであと数日の危機(???)

# by l-cedar | 2011-11-09 08:00 | 菊じい | Trackback | Comments(0)
TPPはどうなのか?
本日、11/8朝日新聞夕刊1面右中の”素粒子”欄。
【 最初の開国のときは黒い蒸気船でやってきた。
2度目は爆撃機だった。今度は一緒にバスに
乗せてくれるという。
            ☆
 ただし、ドアは閉まりかけている。行き先も
途中下車もできるかわからない。でも、
野田首相は飛び乗るだろう。
            ☆
 「六つ目のかどで降りるように、おそわったん
ですけど-----『極楽』で」
「ここが『極楽』さ」(T・ウイリアムズ)】

と、あった。

太平洋戦争以前、日独伊三国同盟を締結するべきか
しないべきかの頃。
「バスに乗り遅れるな」という標語があったらしい。
今、同じ標語が言われている。

そう、「”TPP”という『バスに乗り遅れるな』」ということらしい。

今日1日朝刊、夕刊の朝日新聞、これ(TPP)を煽っている。
朝刊の政治欄で「超党派で阻止」、さらに社説でも問うている。

まず、農業、さらに言うなら、コメ作。
コメは、異常なほどに高い関税で
守られている。
これ、批判もあるだろうが、わかる気がする。
冒頭の”2度目の爆撃機”だ。
マッカーサーがコーンパイプを咥えて
学校給食という餌とともにパン文化を運んできた。
それで、主食として米を食べる文化が薄れてしまった。
それは、戦後65年で、さらに薄くなってきた。
だから、コメ農家は不安なのだろう。
コメ農家、選挙マシーンの票田でもある。

円高に喘ぐ、輸出企業。
農家が稼ぐ金額と、輸出企業が稼ぐ金額、
明らかに、輸出企業が稼ぐ金額の方が多い。

コメ、野菜、果物、どうなのだろう?
日本産は勝てるのだろうか?負けるのだろうか?

この問題、さらにわからないのは、農業に隠れた
関税で守られているもっとある他の部分だ。

「バスに乗り遅れるな」なのだろうか?
バスに乗るべきか?乗らないべきか?

”TPP”は”バス”なのだろうか?

そもそも、この表現、
「バスに乗り遅れるな」を
このTPP問題で言いだしたのは誰なのか?

過去の枢軸国、イタリア、ドイツ。
今、原発廃止を唱えているのはこの2国・・・。
”バス”はこちらなのかも・・・。

# by l-cedar | 2011-11-08 22:03 | 日々 | Trackback | Comments(0)
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